息を荒げながら一歩づつ。振り向けば秋色の絨毯になっていた。
秋の気配を感じる光。ゆっくりと吸収する。
変化を受け入れる。異なることを愉しむ。
陰に隠れても、はかなく赤い光を反す。
小さな選択の連続。
光の中のサーフィン。変わってゆく季節を愉しむ。
蒼い空を懐かしむ粒。それをやさしく受け止める葉。
梅雨が過ぎ、本気の夏が始まった。みどりの瞳で何を見るの?
思い切って飛び込んでみても、馴染むのはほんの少し。残ったものたちは美しき粒となる。